病院長挨拶

当院は、創立から50年を経過し、多様化する社会の中で病院の創立当初から取組む開放的な環境の中で入院治療を行い、患者の生活の場、仕事の場、人とのつながりを大切にし社会の中で患者の居場所を確保することを目指し取組んできました。

今日では医療界全体が病院から地域へという流れにあります。
私たちは、入院しなければ治療できない精神科の病気とは何か、あるいはどんな状態なのかを考え、精神科救急・急性期治療の地域における中核機能を据える病院を目指し、病棟建替等整備を実施しています。

全４病棟で構成する病棟群においては、救急・急性期治療が必要な方に対応するため、２病棟、３病棟では全ての病室を個室として整備しました。より長期の治療・療養が必要な方向けの１病棟、４病棟においても多床室をなくし、個室もしくは２床室で入院生活を過ごしていただけるようになりました。

三枚橋病院は全開放で培った経験をもとに、行動制限のみならず、入院加療を必要十分かつ最小限度にとどめる治療のあり方を目指し、スタッフ一丸となって精神医療に従事しています。